中国Bizコラム・CCIDの眼

中国ビジネスの眼

 中国携帯電話市況(2009年9月16日)


 2009年5月、中国携帯電話市場の全販売量は1320.6万台で、前月比9.6%増となり、2009年1月以来最高となった。そのうち、GSM携帯は1105.8万台で、前月比12.5%増、CDMA携帯は214.8万台で前月比3.4%減であった。


 5月の三大キャリアの新規ユーザー数はわずか845.9万人で、直近4ヶ月では最も少なかったが、メーデーは従来、携帯電話購入のピークにあたり、各大手メーカーや代理店の、GSMへの機種変更に力を入れた販促活動が、5月の携帯電話市場成長の主な原動力となった。CDMA携帯電話市場においては、中国電信が3G 携帯、データカード、ネットブックのユーザー増加に重点を置くようになったため、CDMA 1X携帯やその業務サポートが減っている。この点が、端末販売をキャリアに頼り切っていたCDMA市場への打撃となり、CDMA携帯販売量は3月にピークとなった後は徐々に減少しているのである。
>> 続き、全文2,190文字、図表6


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