中国Bizコラム・CCIDの眼

中国ICTコラム

第12次五ヶ年計画から見る中国情報サービス産業の行方(2011年1月11日)

 1、第12次 五ヶ年計画期間( 2011年〜 2015年)における発展予測

  2009 年から 2015年にかけて、中国情報サービス産業は 27.5%の年平均成長率( CAGR)を維持し、 2015年末には産業規模は 1.67兆元を上回ると CCID( 賽迪顧問)は予測する。

 

 2、重点分野の発展方向

  1) ソフトウェア及びサービスアウトソーシング産業

  2006年から中国政府はサービスアウトソーシング産業の発展を強く推進し、「千百十工程(1110プロジェクト)」を実施している。「千百十工程」とは、2010年までに中国国内に「十」箇所のサービスアウトソーシング基地都市を建設し、グローバルトップ企業「百」社から業務を受託し、最終的には国内に「千」社の大型サービスアウトソーシング企業を育成するというプロジェクトである。 2008年1月には、サービスアウトソーシングの基地都市 14箇所、モデル地区 4箇所、研修センター1箇所が認定された。 2009年 2月までに国務院認定の基地都市は 20箇所となり、工業情報化部、商務部、財政部は 2009年末までに産業促進政策及び法律規定を次々と発表した。以上から、第 12次五ヶ年計画期間中、政府はソフトウェア及びサービスアウトソーシング分野への資源投入を拡大すると予想することができる。また、各地方政府も政策を利用していち早く市場進出し、資源を獲得し、サービスアウトソーシング産業を発展

お問い合わせ

CCID日本事務所