中国Bizコラム・CCIDの眼

中国ICTコラム

中国新エネルギー産業の行方
第12次五ヵ年計画から見る新エネルギー主流化への道
 (2011年7月6日)


 

 第11次五ヵ年計画期間中(2006-2010年)、風力発電や太陽光発電、原子力発電、バイオ燃料などの新エネルギー産業が急成長を遂げ、エネルギー産業構造が高度化された。政策や新技術による牽引を受け、今後も中国において新エネルギー産業が勢いよく成長していくことは間違いない。昨年国務院に提出された『新興エネルギー産業発展計画』は第11次五ヵ年計画とは異なり、風力発電や太陽光発電、原子力発電、バイオ燃料などの新エネルギー開発に加え、クリーンコールやスマートグリッドなどの新エネルギー応用技術や、炭層ガスや天然ガスハイドレートなどの非在来型天然ガス資源も新エネルギー産業に組み込んでいる。

 

 第12次五ヵ年計画期間中(2011-2015年)、国家プロジェクト、農村市場、国際市場が太陽熱発電の3大市場となる。国家プロジェクトには建築物への太陽熱発電システム導入、太陽熱発電による集中型熱供給などがある。産業政策や研究開発面での政府サポートを受け、今後は太陽熱発電所のコア技術開発が期待される。第12次五ヵ年計画末期には太陽熱発電産業の商業化が実行に移されるだろう。

>>続き、、、

お問い合わせ

CCID日本事務所