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中国ICTコラム

勝ち残り競争が激化する中国電子書籍端末業界(2011年9月20)


 

 デジタル製品の売上が伸び続けている中国において、電子書籍端末の市場競争が激化している。漢王は独自の手書き識別入力システムをE Ink社の電子ペーパー技術と結び付け、市場競争力を高めている。2009年には電子書籍プラットフォーム「漢王書城」を開設し、中国移動と共同で3G通信機能を搭載した電子書籍端末を打ち出した。盛大も2010年に群を抜くマーケティング手法で市場参入を果たしたが、Bambookの売上は芳しくなく、ハードウェアによる利益はゼロに近い。しかし、同社は電子書籍プラットフォーム「起点中文網」の開設によって、業界内で確固たる地位を確立した。近年の状況からみると、盛大の市場戦略は非常に先見的で、称賛に値する。

 

 2010年、中国における電子書籍端末の販売台数は前年比べ >>続き、、、

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