中国Bizコラム・CCIDの眼

中国ビジネスの眼

中国電子情報企業トップ100社〜世界トップとの格差〜(13/12/18)

 工業情報化部が最近発表した新しい電子情報企業トップ100社(以下、「100強企業」)を見ると、中国の電子情報製造企業(以下、「電子企業」)は通信機器、ラジオ・テレビ設備、PC製品、家庭用電子製品など9大製品領域でかなりの進歩を遂げている。例年の100強企業のデータ(表1)から分かるように、ここ数年100強企業は大規模化している。経営規模の拡大に伴い100強企業の製品構成は最適化され、イノベーション能力も一段とアップ、グローバル経営も新たなステージへと上がり続けているという指摘もある。中国本土の電子企業の中心的存在となっている。


 表1 2008-12年の中国電子情報トップ100社の営業収益及び利益総額


 複雑で変化に富み試練の多い外部環境の洗礼を受けながらも、2012年の100強企業はなお力強い伸びを見せた。しかし、少し前に発表された「フォーチュン」誌の世界トップ500企業に名を連ねた31社の電子企業 と比べると、中国の電子企業の業績は多くの指標でなお低い位置にある。賽迪経略は、市場競争の高度化に対応するためには発展策を探る努力が更に必要だと考える。


 続き>>、文字数:5,093、図:4、表:1


  • 寄稿 :CCID(賽迪経智)経営研究センター総経理 劉 暢
  • 監修:ファーイースト・パートナーズ株式会社(CCID日本事務所)
  • 著作:全てCCID日本事務所に帰属します。無断転載を堅く禁じます。

お問い合わせ

CCID日本事務所