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中国都市安全建設の高次化への課題と傾向(14/1/15)

 2005年から始まった平安都市の建設は、東部の先進地区から中西部の後進地区へと広がり、中国国内31の省、自治区、直轄市に及んでいる。現在、東部の中心都市では大規模かつ集中的な建設がほぼ終わり、スマートシティ化を重点に品質重視に向かっている。中西部の中心都市及び東部の二、三線都市は急発展期に差し掛かっている。


 国連開発計画の「2013年中国人類発展報告」によると、2011年の中国の都市人口は初めて農村を抜いて6億9千万人に達した。それに合わせて都市化率も36.22%から51.27%へと上昇。わずか62年で10%から50%へと増加したことになる。同様の変化に欧州では150年、ラテンアメリカでは210年かかった。


 CCID(賽迪顧問)のデータでは、2012年末現在、中国の平安都市市場の規模は前年同期比20.8%増の1,759億元(約2兆9,903億円)。市場全体としてハイペースの伸びを維持し、15年末には3,064億8千万元(約5兆2,101億円)規模が見込まれる。


 図1. 中国平安都市市場(広義)の規模及び予測(2008-2015)


  続き>>、文字数:1,836、図:1

  • 寄稿:CCID(賽迪顧問)ソフトウェア・情報サービス研究センター
  • 監修:ファーイースト・パートナーズ株式会社(CCID日本事務所)
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