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中国バラエティストア

 

富井 伸行

上海智造空間有限公司 総経理特別助理。


京都生まれ。札幌学院大学卒業。ニトリで17年修行を積む。(日本勤務10年+中国勤務7年。海外商品開発部長、海外品質部長、海外物流部長)その後、拠点を本格的に中国に移し、一伍一拾(イーウーイースー)中国版100円ショップ285店ローカル企業現職。営業本部長を経て、董事長直轄となり日本式最新モデル店舗を続々展開中。売上をUPさせた状態での標準化づくりの責任者。勤務時間外を使い、週20時間売場に立ち、ワーカーと作業し、お客を観察しつづけている完全現場主義者である。

日系ドラッグストアが切り拓きつつある活路in中国(第二話)

  『なぜ日系ドラッグストアは、中国でうまくいかないの?』

 

 よく質問されます。同業の方からも、知人からも。日本でお馴染みのドラッグストアがなぜ、中国に進出しないの?と。あれば便利なのにと。「ぜったい売れるよ」と。ふだん何気なく不思議に思っていることを分析してみます。

 

 鳥の目と虫の目で分析することで客観性を高める手法をとります。
 鳥の目は、中国285店舗バラエティストア売上アップ責任者という「商売敵」からの目線、虫の目は、中国に8年間住んでいる地元の「お客」としての目線で。

 

 では、ふだんあまり意識したことのない、日本のドラッグストアの特徴から。

 (1)薬が売っている(買える)

 (2)日用品が安い シャンプー、食器洗剤など

 (3)店がたくさんある(便利)駅に近い繁華街などにたくさんありますね

 ということは、少しだけ専門的に言えば、3つの業態機能があると言い換えることができるかもしれません。

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